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2023/06/27テーマ:コラム~身元引受人/後見人/終活~

遺言はもう作れない!?とあきらめるにはまだ早いかもしれません!公正証書遺言でもなく、自筆証書遺言・秘密証書遺言でもない遺言。一般危急時遺言とは?

エレガリオ神戸は神戸市中央区海岸通に位置する介護付き有料老人ホームです。近隣には大丸神戸店や元町商店街、ハーバーランドなどがあり、都市型生活を楽しみたいシニアの方にはうってつけの住環境の中、手厚い介護体制やこだわりの食事で安心のシニアライフをサポートします。

この度、エレガリオ神戸では一般社団法人いきいきライフ協会大阪、代表理事の横田様に生命の危機が急迫の時にする遺言「一般危急時遺言」についてお話をお伺いいたしました。こちらのブログでご紹介いたします。

遺言はもう作れない!?とあきらめるにはまだ早いかもしれません!

公正証書遺言でもなく、自筆証書遺言・秘密証書遺言でもない遺言!!

一般危急時遺言(いっぱんききゅうじいごん)

一般危急時遺言とは、生命の危機が急迫の時にする遺言です。
分かりやすく説明すると、生命の危機に瀕していると遺言者が感じた時に作成可能な遺言です。「こういうケースはダメ」などの明確な規定はありません。

例えば、病院で「今日が山場となりそう」「手術の成功の可能性は低いです」といったケースのように、時間的猶予があまりない時に役立ちます。

このような場合、公正証書遺言を作成しようとしても難しいです。前もった資料の収集が必要になるうえ、公証人が遺言内容を作成したり、公証人の出張の都合を合わせたりなど、様々な時間的拘束があるからです。

時間が差し迫っている時、公正証書遺言の作成は難しくなる可能性があります。ここで登場するのが、一般危急時遺言となるのです。
この一般危急時遺言を作成する際の要件は、以下の3点です。

①証人3名の立ち合いが必要
証人のうち1人が遺言内容を聞き取り、遺言内容を筆記する。
筆記の内容を、遺言者及び証人に読み聞かせして内容を確認する。
各証人は筆記が正確であることを確認後、署名押印する。

②家庭裁判所の確認が必要
遺言の日から20日以内に、証人の1人又は利害関係人から、家庭裁判所が遺言の確認をする。家庭裁判所が遺言者本人の真意であるとの心証を受ける。

③危急時遺言の執行に注意が必要
遺言者が普通方式によって遺言ができるようになった時から6か月生存する場合、危急時遺言が無効となる。

上記でなんとなく危急時遺言というものが分かって頂けたと思いますが、実は家庭裁判所の確認の際、多くのポイントがあるのです。
裁判所は、持ち込まれたものが本当に遺言者本人の真意かどうかを判断しなければならないので、簡単に「ハイ確認しました」とはいきません。聞き取り及び筆記した者は、多くの状況確認をされます。担当官によって違いはありますが、厳しい担当官になると「尋問か?」と思うほど、多くの質問を投げかけられます。

私の場合は、まず「遺言者にどのようなファーストコンタクトを取られましたか?」から始まり、次に「遺言者は酸素マスクを自分で外しましたか?その時に遺言者はどのような言葉を発しましたか?その時遺言者のベッドからどの位置にあなたは立っていましたか?」などの確認を受けました。正直「こんなに細かいの!?」と驚いたのを覚えています。
その後も、質問というより尋問されているかのような確認が続きました。時間にして30分ほどのものだったと思いますが、質問攻めによる疲労感がありました。

このように、「家庭裁判所に確認の請求をする」と1文で書かれていると簡単に見えますが、実際はかなり複雑です。

危急時遺言をお考えの際は、必ず専門家のアドバイスのもと作成するようにしましょう。

【一般社団法人いきいきライフ協会大阪のご案内】
一般社団法人いきいきライフ協会大阪
HP:https://ikiwan.com
所在:大阪市中央区高麗橋4丁目5番13号 淀屋橋サテライトビル8階
電話:06-4708-6511

<活動>
●身元保証 ●後見人
●遺言・相続
●生活支援 ●リヴィングウィル(医療介護事前指示書)
●終活全般

【エレガリオ神戸のご案内】
エレガリオ神戸は神戸市中央区海岸通に立地。近隣には元町商店街、ハーバーランドがあり、お散歩気分で気軽にショッピングやお食事に出かけられアクティブな生活が楽しめる介護付き有料老人ホームです。是非、ご見学だけでもお越しくださいませ♪

株式会社ユーキャン・ライフパートナー
介護付き有料老人ホーム エレガリオ神戸
〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通6丁目2番14号
フリーダイヤル:0120-82-7700
ホームページ:https://elegario.com

代表理事横田 憲人(ヨコタ ノリヒト)

【ご挨拶】
当協会は”家族のように”をモットーに、シニアの方々が安心して老後を送れるよう、老い支度の手助けをすることを目的に設立されました。

1200件以上も頂いた相続相談での実績と10年以上にもわたり相続分野に特化してきたノウハウを基に、エンディングプランナーとして、皆様をサポートさせて頂きます。
・ファイナンシャルプランナー(国家資格)・相続上級コーディネーター・仕業コンサルタント

【メディア出演】
・長寿大国”の現実 /テレビ朝日
・追跡!“遺言書ブーム”の背景 骨肉の争いを防げ/テレビ朝日

【趣味】
・食べ歩き、サッカー、バスケ、歌うこと、体を動かすこと全般、読書